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「万死に値、命で償いを」=遺族が陳述、うつむく被告-光市母子殺害・広島高裁

1999年4月に起きた山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が一、二審の無期懲役判決を破棄した当時18歳の少年だった被告(26)の差し戻し控訴審第10回公判は20日午後も、広島高裁(楢崎康英裁判長)で続き、会社員本村洋さん(31)ら遺族が法廷で意見陳述した。
 本村さんは5年9カ月ぶりにこの裁判で証言に立ち、差し戻し前の二審で陳述した内容を振り返りながら、「君の犯した罪は万死に値する。命をもって罪を償わなければならない」と強い口調で被告に語り掛けた。
 殺意や乱暴目的を否認している点にも触れ、「君が心の底から真実を話しているように思えない。だから、謝罪の言葉を述べようとも信じられない」と傍聴してきた感想を明かした。
 被告はジャケット姿でうつむいて耳を傾け、陳述後に深く一礼したが、本村さんは被告と終始目を合わせなかった。

>遺族の怒りは当然のこと、犯罪者をきちんと裁けない裁判ならなんの意味も持たない。