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少しの湯で温まる「おけ風呂」


【滋賀県】1960年代まで県内で使われていたおけ風呂文化を紹介する講演会とおけ風呂入浴体験が1日、東近江市山路町の能登川博物館で開かれた。 

 県立大(彦根市八坂町)大学院人間文化学研究科の老(おい)文子さんの研究成果を紹介した企画展「おけ風呂~環境にやさしいくらしの知恵~」が同館で開かれているのに合わせ、老さんが所属する県立大浜崎研究室と同大の学生らが企画した。

 県内外から約60人が参加。老さんが県内で実施したおけ風呂調査の成果を報告し、屋外に設置したおけ風呂で入浴体験、風呂たきの実演などがあった。

 使用されたおけ風呂はビアだる型で、上部はふたがされ、出入り口は側面にある。底のない高さ1・2メートルほどのおけを平釜の上にすえ、カマドで直接、少量の湯を沸かし、体をお湯につけるだけでなく、蒸気でおけの中を温めるのが特徴。湖東地域で40年ほど前まで使われていたもの。

 スタッフが最初に体験すると、女性や子どもら5人ほどが水着姿で次々とおけ風呂に入り、「少量のお湯でこんなに温まるものなのか」「木の香りが気持ちいい」などと笑顔で話していた。

>蒸気でおけの中を温めるということはサウナみたいになるんですね!気持ちよさそうです。