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自転車泥棒がお礼&苦言の手紙

今月初め、可児市内で鍵がついたままの自転車を盗まれた市内の男性に、後日犯人からとみられる手紙が届いた。鍵を同封し、自転車の所在を告げる内容。かなだけを使ったつたない文章で「お礼とおわび」に1000円分の商品券が同封されており、「自転車も戻り、温かい気持ちにもなった」と話す。

 男性は同市広見の無職太田鐸美さん(82)。今月5日夕、通っている近くの病院で盗まれた。

 約5年間乗り慣れた自転車は、市内の清掃など社会奉仕を続けている太田さんには大切な交通手段。「新しいのを買わねばならんか」とあきらめかけていた4日後、手紙が届いた。自転車に名前と住所を書いていたため、それを見て犯人があて名を書いたらしい。

 花柄の封筒にゾウの便せん3枚を使い「はいけい、かってにじてんしゃをもっていってすみませんでした。でもおかげでグランパ(祖父)のりんじゅうにはまにあうことができました」と、お礼が述べられていた。日系外国人のようにも読める署名もあった。

 自転車は手紙の内容通り可児駅の自転車置き場で見つかった。太田さんは「乗り捨てせず、知らせてくるなんて今どき珍しい」と感心しきり。

 一方、手紙には「わたしがいうのもなんですが、じてんしゃにはカギをかけとくほうがいいですよ」とちょっぴりあきれた苦言も。苦笑いの太田さん。「これからは必ずかけます」

>こういう話って微妙な部分もあるけれど、気持ち的には温かいですね!