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根津氏 160組に夫婦外体外受精

不妊に悩む夫婦が第三者から卵子や精子の提供を受けて行う「非配偶者間体外受精」が、国内でこれまでに160組に実施され、84人が出産、計124人の子供が誕生していることを、実施した諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘(やひろ)院長が明らかにした。

 厚生労働省の厚生科学審議会は2003年、この治療を容認する報告書を出しているが、日本産科婦人科学会は認めていない。厚労省と法務省の要請で、日本学術会議が生殖医療のあり方を審議しており、ルール作りが急務となりそうだ。

 根津院長は1998年6月、国内初の非配偶者間体外受精を実施したことを公表した。卵巣機能が失われ卵子を作ることができなくなった30歳代の女性のケースで、実妹から卵子の提供を受け、夫の精子とで体外受精した。受精卵をこの女性の子宮に移植、妊娠し、97年に双子を出産した。遺伝的な母子関係のない子供を出産した初の例だった。

>ルールがあとからついてくる形だけれど、だれが何と言おうと、愛する方の子供を自分の手で抱きたい気持ちはよくわかります。