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国内100番目の新鉱物は大阪石

大阪府箕面市の鉱山跡で新種の鉱物が見つかり、岡山大教育学部の草地功教授(鉱物学)らのグループが「大阪石」(学名・オオサカアイト)と命名し、国際機関から新鉱物と認定されたことが17日、分かった。日本で発見された100番目の新鉱物となった。

 大阪石は岡山大大学院生だった会社員、大西政之さん(26)=京都市=が8年前、箕面市の廃鉱「平尾旧坑」で発見した。

 草地教授らの指導で分析したところ、淡い青色をした硫酸亜鉛の一種で、薄い六角形の結晶構造を持つ未知の鉱物と判明。国際鉱物学連合に昨年申請し、今年2月に新鉱物と認定された。

 地下水に溶け込んだ亜鉛などが鍾乳石のように沈殿してできたとみられ、水分が多く非常に軟らかい。草地教授は「湿気の多い坑道内だから生成できた鉱物。人間が坑道を掘ったことで偶然、生まれた」と話す。

 新鉱物では平成15年に「東京石」が認定されており、東西の大都市の名前がそろった格好。大阪府で新鉱物が見つかったのは初めて。

 大西さんは大阪府出身で、中学生時代からの鉱物ファン。「最初はまさか新鉱物とは思わなかったが、地元で見つけたので愛着があり、分析を続けた。成果を出せてうれしい」と喜んでいる。

>発見者の大西さんは大阪府出身で、しかも中学生時代からの鉱物ファンだとか、ある意味筋金入りですね。新しい星をみつけるくらい感動しました。