本村さんが会見「正しい判決」
9年の歳月…正しい判決=本村さん、高裁判断に「心から感謝」-光市母子殺害
「正しい判決に心から感謝している」。山口県光市の母子殺害事件で、元少年(27)に死刑を言い渡した差し戻し控訴審判決後、遺族の会社員本村洋さん(32)が22日午後、広島市内で記者会見し、「これまで9年の歳月がかかったが、遺族の求めた判決が下った」と語った。
本村さんは、報道陣から一斉にフラッシュがたかれる中、無言で会見場に着席した。目をつぶり、じっと約10秒うつむいた後、まっすぐに前を見据えた。
傍聴席で聞いた判決文について「高裁の見解はまっとうで、正しい判決と思う」と評価。「一つのけじめが付いたのは間違いない」とし、できるだけ早く妻子の墓前に報告すると話した。弥生さんの母親には裁判所の控室で「長くかかりご苦労を掛けました」と言葉を掛けたという。
元少年に対しては「胸を張って死刑を受け入れて。罪を認め、残りの人生を送ってほしい」。今まで受け取った元少年の手紙は開封しないが、判決確定後に届いたものは「読む準備はある」と語った。
>やっと正しい判決が下りましたね、刑が執行されたとしても遺族の方々の気持ちが晴れるわけではないですし・・・それにしても9年に渡る歳月は長すぎます。