« 譲り合いなく「優先座席」復活 | メイン  | ミートホープ元社長ら逮捕へ »

CM効果 携帯灰皿が売れている


携帯灰皿が売れている。調査会社のイデア21などが行った国内マーケットに関する調査によると、ノベルティーグッズを除く2006年度の携帯灰皿市場は、出荷数量が前期比30・6%増の970万個、金額が同31・4%増の34億3000万円と、前年を大きく上回った。07年度も勢いは続いており、通期の数量が同18・6%増の1150万個、金額が同19・5%増の41億円となるとみている。

 調査は今年7月初旬から9月上旬にかけ、携帯灰皿メーカーや大手販売店に対する面談と電話ヒアリングを中心に実施した。

 それによると、携帯灰皿の出荷量は06年度の下期、特に年末から翌年3月にかけて急増。一部メーカーでは生産が追いつかないケースもみられ、この傾向は07年度も持続しているという。JT(日本たばこ産業)が06年9~10月に放映した、灰皿の携帯を促すテレビCMが、販売増に大きく寄与しているようだ。

 一方、平均販売価格も上昇。05年度に351円だったのが、06年度に354円となり、07年度は357円と、さらに上昇する見通しだ。600円未満の低価格品では、売れ筋が100円程度の商品から400~500円の商品にシフト。600円以上の高額商品も、平均価格が05年度の871円から06年度は890円に上昇しており、単に持ち運べる灰皿としての機能だけでなく、素材やデザインにこだわったファッションアイテムとしても認識され始めているようだ。

 販売ルートについては、低価格品で06年度に74・9%増の306万個と、大きく販売個数を伸ばしたコンビニエンスストアの台頭が目立つ。そのほか注目されるのは一部インテリア・雑貨店などによるネット販売。市場規模こそ06年度は1億~1億5000万円で全体の3~4%にすぎなかったが、今後はさらに伸びると多くのメーカーや販売店がみている。

>喫煙そのものはお勧めできかねるけれど、喫煙する方のマナーとセンスの向上が、さらにひろがると素敵ですね。